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社会の出来事を川柳で表現


by nabesada98

岬川柳会11月号より

12月15日(火)
岬川柳会会報をパソコンで打上げて校正担当者に渡す、明後日中には仕上げる予定である。

11月号宿題「穴」より

・子沢山障子の穴を見て暮らす  悦子
岬川柳会11月号より_f0053885_22595067.jpg昔の暮らしを思い出すような一句である、我家は8人兄弟であったから、当然の如く障子の穴は見て暮した身である、悪い事も良い事もその穴から、神様が見て居なさる様な気がして、素直な人間に導いて下さったのでは・・、障子紙を通って入り込む光も又、暖かく包んで呉れた様な気がするが・・・。

・新聞へ穴が開くほど政治欄  洞庵
この町の元教育長で92歳になられる大先輩は、毎日3紙に目を通すと云われる、特に政治欄に目を通して居られて、ぶざまな政治家の斬るのは上手である、経済も外交も年金も大変な情勢である、打つべき手立てに先送りが多いが、友愛をお題目にした平和主義が、ご利益に通じれば良いが・・・。

・狭くとも安堵の巣穴雛の声   茂平
日本を代表する小鳥に雀がいた。「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」小林一茶の句の様に親しまれた雀だが。その雀が最近見えなくなった、昔の屋根瓦の隙間が雀の一番安全で子育てしやすい場所なのだが、その屋根瓦が阪神大震災以来、軽くて隙間のない瓦に代わった事や減反の上に取入れの機械化などで、雀も食糧難時代に入ったのでしょうか
by nabesada98 | 2009-12-15 22:52