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社会の出来事を川柳で表現


by nabesada98

老舗異変のニュースから

10月19日〔金〕
創業300年の老舗「伊勢の名物・赤福」が製造日を偽装
営業禁止処分を受けた、私が好きな商品だけに残念な思いだ
伊勢を訪問して本店の店で出来立ての餡子の乗った餅の味に
五十鈴川沿いの部屋で食べる風情が消えるとは寂しい事だ

なま物だけに売れ残った商品の処分は勿体なくもあり
お金に換算すると莫大なロスであるが、法に定められた
約束事は守らなければ企業としては失格だ、代々続いた
「のれん」に大きな痕だが、今後どうなるのであろうか

北海道の「白い恋人」と全く同じ様なケースであるが
返品数量を見て生産計画を変更して、生産調整をする
品切れが起こったら「売り切れ御免」は出来ないものか
百貨店や高速ドライブインの売店などで買った記憶がある
余り品切れを起こすと販売先の取引に影響があるのだろう

私の親戚が百貨店の食品売り場に「おむすび」の販売を受け
製造販売されておられた事がある、閉店30分前に売り切ると
随分怒られたそうだ、売り上げの何%かが百貨店の利益だから
定時まで販売義務があって、品切れは厳しく監督された様だ
結局は残るぐらい作り、毎日残ったものは施設へ持参して
喜ばれていたそうだが、経営的にはロスはロスである

自社の店舗なら自由だから「売り切れ御免」で済む話だから
生産調整は出来るが、なま物で販路を拡大しすぎたからか
返品再利用、気持ちは分かるが余りにも世間知らずだ
歴史を刻んだ老舗も失うは一瞬である、更なる新商品を
開発する位の工夫があれば、こんな事にはならぬと思う

・何時からか 変な社会の 中に生き

by nabesada98 | 2007-10-20 06:26