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社会の出来事を川柳で表現


by nabesada98

岬川柳会6月句会より

6月19日(日)
岬川柳会6月句会より_f0053885_1928060.jpg岬川柳会6月句会に行く、年初めに発表された宿題であるが、今月の題の中に「辞任」があった、今の国会状況が分かっていた如くである。「辞任」を辞書で引くと「就いていた任務・職務を、自分から申し出て辞めること」とある。

「辞任」の選者を私がする事になり、各人から提出された句を見ると、圧倒的に総理辞任の句である。川柳には時事的な要素が多分にある上に、連日のニュースでこれだけ報道されれば止むを得ない事だが、選ぶ方は似たような同想句ばかりで苦労する。句集になる頃まで総理の座が持つのかな?そんな思いで選をさせてもらった。私も3句持参したが選者なので、軸吟1句は下記○印とした。

私の同想句(未提出)
*被災地を 忘れて国会 辞任劇
軸吟
○惜しまれる 辞任へ花束 美しい

岬川柳会会員の辻下和美さんは、産経新聞夕刊の「おおさか川柳」磯野いさむ選でも、度々入選されている方であるが、この度は週刊文春6月23日号「川柳のらりくらり」の特選句に下記の句が選ばれたので紹介します。
お題「鬼」
今週の特選句
○何匹か 胸に残して 鬼は外 (大阪府 辻下和美)
“福の入る余地はありますか?”の句評がった。
何度も「大人の林間学校」に来て、福々しい笑顔を見せて下さる方ですので、鬼は外に出して福が何匹も残されているのでしょう。
岬川柳会6月句会より_f0053885_19431230.jpg

by nabesada98 | 2011-06-19 19:28