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社会の出来事を川柳で表現


by nabesada98

御堂筋を走りながら

7月13日(日)
吹田からの帰り道、御堂筋を北から南へ走りながら、大阪の町も50年前に比べると随分変ったな~と昔を偲ぶ、入社間もない私が何を見込まれたのか、鞄とノートを貰って一人で新規営業に出された、製薬会社訪問を指示され道修町を片っ端からまわる、相手にしてもらえない先もあって辛い仕事だったが、幸い少しずつ実績が出来たから何とか続いた・・・、若かりし当時を思う

更に走りながら、偽装まみれで話題を撒いた船場吉兆は、ここら辺りだろうかと久宝寺町辺りを・・・、数分後には道頓堀・戎橋辺りの相変わらず多い人通りを見ながら、くいだおれ太郎の店はこの辺だったと・・・、大阪の老舗料理屋2軒が、止む無く閉店と言う時の流れの中で、妙に因縁めいた対照的な店構えと閉店事情を思う

庶民的な「くいだおれ」は、なかなか乗りの良い女将のようだ、一方政財界の客も多い金持ち客相手の吉兆は、囁き・メモ隠し読みで有名になった女将、共に社内事情がいろいろ有って女将としての苦労する立場は同じだが、閉店を覚悟してからの明暗は庶民派に軍配が上がったようだ

“もうかりまっか”“あきまへん”の言葉は、大阪商人の雰囲気を旨く現している、困ったら助け合いながら“ぼちぼち行こか”大阪はそんな雰囲気が似合う町だが、情報化社会の流れは早すぎる、人と人は交流しながら結びつくものだが、そんな余裕も無くなってしまって、老舗商いの切り替えが間に合わなかったのでは・・・、ちゃいまっか・・・

・ぼちぼちが 人を結ぶに なぜ急ぐ
by nabesada98 | 2008-07-14 05:38