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社会の出来事を川柳で表現


by nabesada98

岬川柳より

11月3日(文化の日)
11月の声とともに秋冷を感じるこの頃である、今月は何かと予定が詰まり、中頃より女房殿の母親が一人暮らしの事も有り帰郷の予定だ、従って岬川柳会会報作成の原稿を早めに頂きパソコンで仕上げる、俳句と川柳の違いは四季を大事に自然を主にした俳句と人間生活の姿を主にした川柳と云う事でしょうか

五七五と云うリズムのよい七五調で句を読む訳ですから、川柳・俳句どちらでも良いものが沢山あります、先輩各位には怒られるかも知れませんが、生活と自然は切り離す事のできないものですし、細かな仕分けなど無くても、自分なりに日々の暮らしの中で見付けたものを七五調で纏める、この程度でよろしいのではないでしょうか

岬川柳会9月句会 宿題「川沿い」より
・ふる里の川沿い小鮒戻り来る    東吉
・川沿いに行くと蛍に出会うかも   とみ
「川をきれいにしよう」と言う動きが各地であるのは良い事です、蛍を呼び戻そうとする動きや鮎の戻ってくる川に挑戦する地域もある、人間として本来の姿は自然との調和による社会であって、大雨や洪水と戦いながら人間同士の助け合い社会があった、高層ビルや石油エネルギーの社会になって、人として何か欠けた世の中になったような気がしませんか

・川沿いの柳は風とフラダンス    俶子
・川沿いで水とハミングする暮らし  洞庵
自然の風や水を人間社会に置き換えて、自然がフラダンスやハミングするなどと、上手に詠われた句は、其々に風景を思い浮かべつつ・・・、自然を詠いながら人間に例えた面白さを感じる句ではないでしょうか、時には私たちも何も考えず、風任せに動いてみたい時も有りますが・・・
by nabesada98 | 2008-11-03 23:25